「あっ、お、お茶もうないねっ、入れるね………っ」
変な空気に耐えられなくて、話題を変えた。
「ねぇ皐ちゃん」
「んー?」
「花火大会、一緒に行かない?」
え………
まさかの、壮介くんからのお誘いで、注ごうとしていたお茶が溢れそうになった。
「俺、皐ちゃんと行きたいんだけど」
「あ……うん。友達とかはいいの?」
見るからに壮介くんは絶対友達が多いタイプだ。
なのに、私と行くなんて………
「だから言ったでしょ、俺は皐ちゃんと行きたい。……もしかして先約あったりすんの?優也ってやつ……」
「ないよ……だから、一緒に行こう。私も行く人いなくて困ってたんだ」
「じゃー、決まりな」
「うん…」
どうしよう……どうしよう……壮介くんときちんと出掛けたりした事があまりなかったから嬉しい。

