ーー”それじゃあいくよ、
3ーー
2ーー
1ーー
ーーーーーパシャ
「えっ、今もしかして撮られた?」
周りに感心していたらシャッター音が響き、画面にはピースをしている壮介の横で目線がどっかいってしまっている私の姿。
「ぶっ、はははははっ、皐ちゃんどこ見てんの?!ここ、このカメラを見ないとダメだよ」
「こっ、ここね!分かった」
にしても笑いすぎだ。
「皐ちゃん、ピースな」
「う、うん……」
プリクラ機の中という事もあって、距離がすごく近い。
なんか、変に緊張して壮介くんの方を見れない…
ーーカシャ
次は、大丈夫かも。
「お、皐ちゃん可愛いっ」
「……なにこれ私じゃないって!今のプリクラってこんな整形並みに顔が変わるの?!」
画面に出てきた私は完全に私ではなかった。
それと
「壮介くんも女の子みたい!」
目とかすっごい大きいし、肌もツヤツヤで完全に女の子だ。

