「では……いざっ!」



 ドキドキしながらラブレターをゆっくりと、

 ポストに投・函。

 投函口がカタンと閉まったと同時に、中で手紙が落ちた音がした。


「ーーーーっ!」


 キャーやったやった! いーれちゃったー入れちゃった! はい、もう取り戻せませーん!

 たまらずハシャいで、小刻みにジャンプしまくった。

 どうかどうかっ……春川君に、私の想いが伝わりますよーにっ!

 ポストに向かって、パンパンッと手を叩いて拝んだ。