それからは英語のたびに顔を合わせるが会釈する程度で話したりするような間柄にはならなかった。
俺は時々見かける彼女が友達と話して笑っている所を見るのが好きだった
友達でもない関係。
でも俺は心のどこかで
「きっと彼女の事が好きなのだ」
と分かっていた。
きっとあの日、桜の木の下で飛び跳ねてる彼女を見た時から。
でもそれに気づくと同時にもう一つある事に気づいたのだ
それは彼女の不機嫌の理由。
彼女が目で追う先にはいつも────
本田先生が居た。
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