食べ終わると、
「さあ、やるか。」
和弘はパソコンをたちあげキーボードを繋ぎ、音源を出した。
「ここの部分をこのコードにしてストリングスとオケ入れたら?」
綾乃はキーボードをさわった。
「いいな!」
嬉しそうに和弘は笑った。
「ホント、音楽が好きなんだね。」
綾乃は言った。
「この前のアルバム聞いた。ホントは4人の音だけでやりたいんじゃないの?」
音を聞きながら、表情を変えず綾乃は聞いた。
「…なんでそう思った?」
「何でって…。そんな感じの音楽に聞こえた…うまく言えないけど。」
和弘は綾乃のメガネの奥の瞳を見た。
和弘は特に何も言わず、
「ここ、どうにかなる?スポンサーから華やかな感じでって…。砂浜で女優が走りながらCM取るらしい。」
和弘はパソコンの譜面を指さした。
「あー。シャンプーだっけ?…なるべくバンドの音を消したくないから…。」
キーボードを触りながら、綾乃はバックに音を足した。
「これぐらいならどう?あんたのイメージ消えない?」
(- なんで、こいつは俺の作りたい音を完璧にわかるんだ?俺の音を消さずにイメージを膨らませてくれる。)
「さあ、やるか。」
和弘はパソコンをたちあげキーボードを繋ぎ、音源を出した。
「ここの部分をこのコードにしてストリングスとオケ入れたら?」
綾乃はキーボードをさわった。
「いいな!」
嬉しそうに和弘は笑った。
「ホント、音楽が好きなんだね。」
綾乃は言った。
「この前のアルバム聞いた。ホントは4人の音だけでやりたいんじゃないの?」
音を聞きながら、表情を変えず綾乃は聞いた。
「…なんでそう思った?」
「何でって…。そんな感じの音楽に聞こえた…うまく言えないけど。」
和弘は綾乃のメガネの奥の瞳を見た。
和弘は特に何も言わず、
「ここ、どうにかなる?スポンサーから華やかな感じでって…。砂浜で女優が走りながらCM取るらしい。」
和弘はパソコンの譜面を指さした。
「あー。シャンプーだっけ?…なるべくバンドの音を消したくないから…。」
キーボードを触りながら、綾乃はバックに音を足した。
「これぐらいならどう?あんたのイメージ消えない?」
(- なんで、こいつは俺の作りたい音を完璧にわかるんだ?俺の音を消さずにイメージを膨らませてくれる。)

