そう言い、テンちゃんがあたしの胸を指さした。


「ちょっとエッチ」


冗談でそう言い、胸元を両腕で隠す。


瞬間、テンちゃんの顔が真っ赤に染まった。


「そ、そんなつもりじゃ……」


オロオロと周囲を見回しサッと手をひっこめる。


相変わらずなテンちゃんにあたしはクスッと笑った。


「冗談だよ冗談」


「そういう冗談はやめてほしいな」


真っ赤な顔のままムスッと頬を膨らませるテンちゃん。


「ごめんごめん。で、今日のポイントは?」


そう言い、カードを差し出す。


「うん。今日も沢山頑張ってたよね。人を笑わせる事はとても良い事だよ」