☆☆☆

「今日もよく頑張ったね」


テンちゃんに差し出されたポイントカードを確認すると、花丸はトータルで55個になっていた。


半分以上が埋まっている。


この調子で行けば、きっと天国へ行く事ができるだろう。


それはあたしが願っていた事だった。


願いがもうすぐで現実のものになる。


それでもあたしは喜ぶことができなかった。


沢山泣いたせいで、眠気も強い。


テンちゃんに何も言う事なく、あたしはそのままベッドへと戻り目を閉じたのだった。