目が覚めて、隣を見るとまだ寝ている優人さんがいた。
しばらく寝顔を見つめていたが、仰向けになって天井を見た。
再会してまだ半年。
それでも、会わなかった7年を超えた思い。
熱い想いを伝えきれたのか、分からないけど、大切にしてもらっていると、感じる。
毎日会いたいけど、それでも仕事をしている責任感を感じ、やりがいもある。
会えないことが、悶えるほど辛いわけではなく、会える日を楽しみに、それを信頼感をもって過ごす日があることを分かってくれてるのだろうか。
優人さんの私に対する想いはきっと、真実だろう。
そして、仕事を辞めると言ったのも、きっとそれは会社絡みが大変だと分かっているから。
それなら……

