奏でるものは~第4部 最終章~



「……起きた?」

「今、何時?……水、ちょうだい」


腕をのばしてミネラルウォーターをとってくれる。


「今、12時半。朝までまだ寝てられるよ」

「ん、そっか…あ!」



化粧を落としてないことに気付いた。
中途半端に落ちてしまってるだろう。



「なんだ?」

「シャワー貸して?」

「ああ、あっちだけど。

一緒に入る?」


ニヤリとする優人さん。


「いや、いい。絶対来ないで」

「分かったよ」


怠い身体を、よいしょ、と起こして


「あっち向いて!」

と、言うと、はいはい、と向こうを向いた優人さんを確認して、服を集めて寝室を出た。