私が座る椅子の横にあぐらをかいた優さん。 「せっかくだから、ちゃんと名前で呼んでほしい」 「ん?そうなの?優人ちゃん?」 「ちゃん、は止めろ」 「そう?じゃ、優人さん?」 「さん、もいらねえけど」 「それは無理」 「なんで?」 「そういう主義だから」 「よくわかんねぇけど?」 曇天の空を見てから、庭をみる。 和風の庭園になっていて、小柄な松の木に足踏み台くらいの岩。 岩についた苔やシダ植物らしき植物など、手入れされている庭に癒される。