本社での会議の後、自分のブースにいると、外線がなった。 「サイタ株式会社、サイタカオリです」 「如月コーポレーションの如月ですが。 明日の土曜日、空いてる?」 「え?優さん? ええ、大丈夫」 「ドライブしよう」 「わ、分かったから。 なんでここに電話なの?」 「たまには、な? じゃ、また、明日な。10時に…」 「駅に来てくれる?」 「では、よろしくお願いします」 「……失礼します」 ―――心臓に悪い ため息を一つ吐いて受話器を置いた。