ドアを開けると、両家の両親と明良さん夫婦がいた。 「音楽室はもう見たかな?」 「ありがとうございます。驚きました」 「良かったわ」 優人さんの両親も笑顔だった。 全員が一階の部屋を見たあと 「調律も済んでるから、何か弾いてくれないか?」 明良さんの一言でピアノのそばに行った。 棚にあった楽譜を見て一つを手にした。 鍵盤のタッチを確かめるように両手でいくつか和音を弾いたあと、弾き始めた。 曲が終わると、拍手をくれるが、照れくさくてちょっと笑ってしまった。