居良~居場所をくれた不良のきみ~

雅人に連れられてきたのは、ごく普通の


アパート。


「ここ、俺んち。


入って。」


俺は居場所を見つけた気がした。


安心できるんだ。


ここにいたら。


雅人といたら。


今までが残酷すぎたからか?


もしかするとそうかもしれない。


でも今は今、過去は過去だから関係ない。


俺にとっての居場所はここだ・・・


「なあ、名前なに?」


「大翔です。」


「大翔、お前訳ありか?」


「まあ・・・」


まさかこんなことを聞かれるなんて思って


いなかったから驚いた。


「実は、俺、家出してるんです。


原因は、母親で・・・」


けど俺は自分のことを話し始めていた。


父親が亡くなってから母親が別人に変わ


ってしまったこと。


耐えれなくなったこと。


雅人は全部聞いてくれた。