居良~居場所をくれた不良のきみ~

馬鹿なのは認めてるけど・・・


さすがに言わなくてもよくない?


言う必要ある?


「じゃあお願いします・・・っ。」


まあおいといて、私は承諾した。


雅人さんのお母さんは旅館を経営してる。


だからそこに泊めてもらえることになった。


しかも無料でずっと。


お手伝いするのは条件だけどね。


一人部屋でもいいよって言われたけど、


栞と一緒の部屋にすることにした。


最近、親のことが夢に出てきて怖いから。


迷惑じゃんって思うかもしれないけど、


それを聞いた栞はそばにいるって言って


くれたんだ。


ほんとに親友だよ・・・っ。