居良~居場所をくれた不良のきみ~

そして俺と母親の2人きり。


最初は沈黙。


お互い何を言えばいいのかもわからなか


ったし、怖かった。


5分後。


ようやく口を開いたのは母親だった。


「大翔…っ。


許してもらえるとは思ってないけど、辛い


思いさせてごめんね…っ。


あの時はお父さん亡くした辛さで、もう


何をしていいかわからなくなって…っ。


大翔を大事にしよって思うほど、あんな


態度が増えてって…っ。


ほんとにごめんね。」


「母さん…っ。


俺は母さんが大嫌いだった。


あんな態度で、香水臭くて。


もう消えてしまえまで思った。


でもさ、昔は母さんが好きだった。


優しくて、何でも買ってくれて。


ほんとに大好きだった。」