居良~居場所をくれた不良のきみ~

もう安心。


今なら大丈夫。


でも目の前には、みたこともない光景が広が


っていたんだ。


たくさんのビール缶。


床にはタバコが散乱。


臭すぎる香水。


散らばったカバンの中身たち。


さっきのこともあったし、ほんとに嫌な


予感しかしなかった。


母もなのか?


何があったのか?


そのときは何もわからなかった。


立っていることしか出来なかった。