居良~居場所をくれた不良のきみ~

「うん…。」


「雅人くんはさ。


ほんとは優しい男の子なの。


それだけはわかっていてあげて?


あの子にはきっと、そばで支えてくれる


パートナーが必要なの。


そうしないとあの子、壊れちゃうわ。


そっと見守っててあげて?」


「わかった…っ!」


「あ、雅人くんこっち来たわ。


雅人くん、気持ちの整理出来た?」


雅人さんは涙を流していた。


そんなに過去は残酷なのかな…


「はい…っ。」


「じゃあ私は退散するわね。


ばいばい〜!


未愛と雅人くん!」


愛菜さんは帰っていった。