居良~居場所をくれた不良のきみ~

そして1時間歌い続けた私たちは遊園地へ


向かった。


カラオケ店からおよそ5分のところにある


遊園地。


ちょっと古いんだけど、色々な種類の


ジェットコースターがあって楽しいの。


あ、またアイツら思い出しちゃった。


もう忘れよ…


「未愛…っ。


大丈夫?」


栞は私のことに気づいてくれたのか、小声で


伝えてくれた。


私はコクっと頷いた。


栞はこーゆー小さいことにも気づいてくれる


ほんとの親友だ。