新政府の政治に勿論徳川家は加われない。

幕臣や会津の藩士達は激怒したが、武力衝突を避ける為徳川慶喜は二条城を出、大阪へ下った。


新選組は二条城の警備を任されたが、血の気たっぷりな新選組がそれで納得するはずもなく…




「我等は幕臣である!大阪へと下り徳川公に忠義を‼」


「「「ぅうぉぉぉおおおおお‼」」」




という事になった。



血の気が多いうえにいきり立っているのもしょうがない。


王政復古と同日に、新選組は“新遊撃御雇”と名称変更するように命じられた。


いつもは温厚な近藤さんを始め、土方、左之、他の隊士もクソ激怒。




『こんのク、ソが…!』


『俺達は雇われじゃねっての!』


『明らか見下されてんじゃねーか、ふざけんな俺等は新選組だっての!』




ヤバかった、屯所内が怒りに溢れてほんと怖かった。


アタシは斎藤さんの近くに避難してました、だって巻き込まれたくないもの。

斎藤さんは安全だもの。



で、勿論新遊撃隊御雇を返上。


アタシ達は変わらず新選組だ。