新学期が始まって二週間程たった。
クラスのほとんどの人とは話せたが、未だに近寄りがたい人物がいる。
それはもちろん、藤原だ。
私は、目が見えないやつを自分の傘の下に入れる方法なんて知らない。
男はみんな結局見た目だと思っていた。今でもそう思っている。ではしかし、目が見えない男はどうなのだろうか。
見た目での判断のしようがないじゃないか。
ここは頑張って態度で親しくしなければならない。
分かっているが、なかなか足が進まない。
今まで、私が話し出す以前にその美貌で、すんなりころっと心を奪われてきた男子ばかりだったから。
私はこの面倒な男に、あまり話せずにいた。
いつの間にか、彼には私が見えないということが苦手意識を生んでしまったのだ。
このままでは、私の作った『キャラクター』にひびがはいってしいまう。
そう考え、私はある計画を立てた。

