明日は入学式。
新しい生活に期待を胸に抱く。
お姉ちゃんが両親を説得してくれたようなもの。
あの時、お姉ちゃんが言ってくれたことで、両親が私の受験を前向きに考えさせてくれた。
忘れないよ、ありがとう。
高校生になるよ、私。
頑張るからね。
心で呟きながら、祭壇に今持ってきてくれた千羽鶴と寄せ書きをかざる。
在校生で折ってくれた千羽鶴を眺め、折っている間、姉と接点がなかった人でも姉のことを思ってくれたことに心から感謝した。
――辛いのは生きてるから――
辛くても時間は過ぎる。
私は、今を生きていく。
第1部 完

