そのまま美優は自分の席に帰って行った。





きっと色々考えてるんだろうな。






先生が入ってきて授業が始まる。






なんか、やる気出ない。
全てどうでもいい。





その日の授業はとても早く感じた。





何も聞いていなかった。






「陽菜ちゃん、
もうSHR終わったよ?」






えっ?いつの間にか終わってたんだ。





『あ、気づかなかった。』






帰るか、今日は部活する気分じゃないし。





そのまま席を立って廊下に出ようとした。





「陽菜ちゃん!
部活には出ないの?」






『あー、ごめん。
今日はちょっと調子悪いから。』






今すぐに帰りたい。





もう、何も考えたくない。






「そっか、ゆっくり休んでね?」






『うん、ありがと。
ばいばい美優』





そのまま学校を後にした。