君の傍にいたいのに。

「嘘じゃないって!」




まぁ、こうなることは予想してた。





拓磨くんは適当に見えて、意外と周りを見てるもんね。





この数日間一緒にいただけで分かる。





「俺ん家にあるから、今度来る?」





聞きたくなくても聞こえてきた声。
今の私はさっきよりひどい顔してるだろうな。






「俺陽菜ちゃんのそんな顔見てられない。」






ギュッと、掴まれた手。
拓磨くんにされるがままその場を後にした。






この時拓磨くんが何を思ったのかは分からないけど、私にとってありがたい行動だったことは確かだ。