「陽菜ちゃん、はよ~!

ん?どーした?すごい顔だぞ?」





『拓磨くん、おはよ

え、そう?最近寝るの遅いから!』





こんな私見せたくない。





今の私を見たら分かってしまう。柚希の事で悩んでるって少なくとも拓磨くんはそう思うだろう。





それを知られたくないの。





誰にも、もちろん美優にも。





こんな弱い私、どこかに消えてなくなればいいのに。




「それ、絶対嘘でしょ?」