君の傍にいたいのに。

「陽菜って好きな人とかいるの?」





『きゃっ…』




危ない、危ない。急に聞いてくるから焦ってコップ落としそうになった。





いや、正確には落としたんだけど…





それを、掴んでくれたから割れずに済んだ。





『ありがと』





ホットしたのもつかの間。





「その反応はいるんだ?」





なんだこの人はっ、私を焦らせる天才ですか?






『いや、別に。
そんな人いないからっ』





お願いだから、このままスルーして!
これ以上聞かれても、なんて答えればいいか焦るから。