こんなことを考えてる私は、現実から逃げているんだろうな。





「ねぇ、ひなちゃん。
本当にいいの?今からでも遅くわっ」





『美優。もういいの、忘れて?』





私は柚希を忘れるために無理矢理1歩踏み出した。