君の傍にいたいのに。

顔を見なくても分かる、私の好きな人の声。






やっぱ来てたんだ。
声が聞こえた方を見ると、柚希は楽しそうにその女の子と話してた。






本当だったんだ。馬鹿だな、私。






何やってんだろ。





「あっ!陽菜~!」





この場から逃げ出そうとした時、声をかけてきた柚希。





『なに?』





柚希を見たら泣いてしまいそうで、俯きながら声を発した。




「陽菜に話があるんだ。
今から屋上行かない?」