「お前陽菜と付き合ってんのか?」




この前別れたって言ってたけど。
なんでこいつはここで待ってんだ?





「お前に関係あるのかよ?」



「いや、あるし。

逆にお前急に入ってきてなんだよ。」



「2人とも、陽菜ちゃんの前!

落ち着けよ、」




帰るにも帰れない私。




『とりあえず、何してるの?』



そして、今に至る。




これは何をしてるのかな?
男子3人が校門の前に居るのって、目立つね。




「陽菜を待ってたんだ。」




『裕大、少し考えさせてって言ったはずだけど?』




この前拓磨君に言われてから、意識し始めちゃって。




しかも、
柚希と言い合ってる時の裕大なんか別人みたいだった。




なんか、私って知らないこと多いんだな。




「陽菜、帰るよ。」



だから、なんで付き合ってるみたいになってるの?





『裕大、一人で帰るから。』




「なんで、」





『整理させてって言ったでしょ?』