俺と拓磨は今日部活がなく、2人で遊びに行くことになった。




久しぶりに部活がオフで、何するか2人で話しながら帰ってた。




校門までの道を2人で歩いてたら、見つけたんだ。



あいつを。
裕大って奴を。



『おい、拓磨。
あいつがいる。』




「あいつって誰だよ?
てか、どこにいるんだよ」




拓磨は、あいつに会ったことないのか?




『陽菜の元カレだよ。
校門の前に立ってる奴』




何してんだよ、陽菜を待ってるのか?




『おい、お前何してんの?』




「は?
あ、お前陽菜の事好きな奴じゃん。」




なんか、こいつ。
陽菜といる時と全然違くないか?




てか、こんな言葉遣いだったか?




「おい、柚希やめろよ。
今ここで絡んでも意味無いだろ。」




確かにそうだけど、許せねぇ。
まだ、こいつが良い奴か悪い奴かわかんないけど。




『お前って、
陽菜を騙そうとしてんの?』




「騙す?
意味わかんないし。」




まじで、どっちだ?




「あ、陽菜!」



「なんで、みんなここにいるの?」



まさか、陽菜が来るとは。