『美優、私は柚希に幸せになってもらいたい。

裕大が悪い人なんて信じられない。
裕大にも、幸せになって欲しい。


だから、私は。』




「陽菜ちゃんの、選択にどうこう言うつもりはないよ。


だけど、もし悩んだり苦しくなった私に言ってね!」




『ありがとう』



私の選択が、正しいのか間違っているのかは分からないけど。



しばらくは、私が決めた道を進んで行こう。



「陽菜ちゃん、また今度遊ぼうねー!」




『うん!バイバイ!』



時間なんてあっという間に過ぎる。
今日もあっという間に終わってしまった。



1人で家まで歩く。



これから、私には何が待っているのかな。



ここ最近で、性格が変わった気がする。明るく、前向きになった。



『ただいまー』



「おかえり〜、ご飯出来てるから手洗ってきなさい!」



こんなに、暖かい家がある。
間違えた道に行ったって大丈夫。



美優だっているし、家族だっているんだから。