クリスマスが終わりそのまま冬休みになった。



柚希に気持ちを伝えてから、裕大には会ってない。



連絡も一切とっていない。
裕大からも来ないし、私からもしてない。



そういえば今日は、美優と遊ぶ日だった。



『やばっ!
後1時間しかない!』



急がなきゃ、とりあえずそこら辺にあった服を着て急いで家を出た。



後5分しかない!
絶対間に合わない。



それから、走って待ち合わせの場所まで急いだ。



『ごめっ、ごめん!
遅れた!』



「陽菜ちゃんにしては、珍しい!」



本当ごめん、遅れるなんて滅多にないのに。



「全然いいよ、とりあえずどっかお店に入ろ?」



『そうだね、』


近くのファミレスに入った私達。
特に特別な事は話さなくて、いつも通りに会話をした。



「あ、そうだ。
陽菜ちゃんに言わなきゃいけない事があるんだけど、」



美優は途中まで言って、言葉を止めた。



『ん?どうしたの?』



どうしたんだろう、深刻な顔をして考え込む美優に少し不安になる。