「俺は、
中3になった時ぐらいからかな。」



中3か、拓磨って意外と一途なんだな。



『お前、意外すぎかよっ!』



どんだけ好きなんだよ。
なんで今まで陽菜にアピールしなかったんだよ。




「俺さ、陽菜ちゃんが幸せなら柚希に任せてもいいかなって思ってたんだ。

だけど、どんどん悪い方に進んで行くから正直焦ってた。」




陽菜をこのままにしてはいけない、あいつと別れた今また付き合わせる訳にはいかない。



『拓磨、陽菜があいつと一緒にならなければ俺は安心だから。

俺、陽菜には幸せになって欲しい。』




「お前が、幸せにすればいいんじゃねえの?」




俺にはやっぱり無理だな。
とりあえずは、あいつをどうにかしないとな。