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Side.桜蘭
どうやら次は桜夜の番らしい。桜夜ファンの女子達がキャーキャーと騒いでいる。
俺は桜夜が嫌いだ。
俺が持っていないものを全部持っているアイツは、
アイツは、
俺の1番大事な人を奪っていったから。
俺のすべてを奪って、アイツは今、あの人の隣に立って、笑っている。
俺に向けられていたはずの笑顔が、今は彼女の視界にすらはいれていない。
いや、彼女の視界に映りたくないのか、俺は。
俺は、
彼女を護れなかった。
それは俺の人生最大の汚点だ。
彼女は今も危険な場所に立っている。
もう二度と彼女が危険なことに巻き込まれないように。
もう二度と彼女が涙を流すことが無いように。
俺は強くなるから。
今度こそ護るから、桜花。
Side.桜蘭
どうやら次は桜夜の番らしい。桜夜ファンの女子達がキャーキャーと騒いでいる。
俺は桜夜が嫌いだ。
俺が持っていないものを全部持っているアイツは、
アイツは、
俺の1番大事な人を奪っていったから。
俺のすべてを奪って、アイツは今、あの人の隣に立って、笑っている。
俺に向けられていたはずの笑顔が、今は彼女の視界にすらはいれていない。
いや、彼女の視界に映りたくないのか、俺は。
俺は、
彼女を護れなかった。
それは俺の人生最大の汚点だ。
彼女は今も危険な場所に立っている。
もう二度と彼女が危険なことに巻き込まれないように。
もう二度と彼女が涙を流すことが無いように。
俺は強くなるから。
今度こそ護るから、桜花。

