いやーついに始まりました!
本日のメインイベント!
召・喚・獣・登・録ー!

「なんだか楽しそうだね?リリー?」

「うんっ!色んな召喚獣に会えると思うとドキドキが止まらないよね!」

「色んな意味でね?」

「召喚獣はみんなカッコイイから!
もう会えるだけで幸せ!」

「リリーは召喚獣大好きだよね~
羨ましいなぁー(召喚獣が)」

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side.桜花

リリーとラル楽しそうだなぁ~
私もそんな運命の人に会えると良いなぁ~
兄様もニヤニヤしながら見てらっしゃるし
羨ましいなぁー。

『次は桜花様、第1魔法陣の方へお願いします。召喚獣の登録を開始します。』

「それではお先に行って参ります。兄様」

「あぁ、きばりや。」

「はい。」

「あ!桜花行ってらっしゃい(*ˊᵕˋ*)ノ"
桜花の召喚獣楽しみにしてるね!」

「俺もリリーと同じ。楽しみにしてるよ。」

「うん!二人ともありがとー!(*´∀`*)」

二人ともは私の召喚獣見たことないんだっけ、兄様も見るの久しぶりだろうな……。

そう思うとなんかワクワクするね!

私の召喚獣は、みんないい子達だから仲良くなってくれたらいいな~!




『それでは、桜花様。召喚獣を一体ずつ召喚してください。』

「はい。」

私はゆっくりと息を吸い、私の大切な家族達に呼びかける。

誰から声をかけようか……

そう思っていたはずなのにいつの間にか私は彼女を呼んでいた、何故かそうしなければしけない気がして。

「__ Isa da boema foton doremren
ife I she cooka Loo zo via__…
おいで、凰。」


鳳凰の片割れで雌。たまに子どもの鳳雛がついてきたりする。
……そして、片割れである鳳を探している。


私は次々と召喚獣を呼んでいった。

凰、麒麟、ガルーダ、獏、雷獣。

みんな私の優しい家族だ。

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Side.Lily.

桜花の呼び出した召喚獣の数は合計で5体、まぁまぁ多いほうだと思う。
(普通の一般人は1人1体くらいで、貴族になると3体くらい。5体を同時に召喚して使役し続けるのは魔力が相当量ないとムリ。)

ってか、カッコイイ召喚獣ばっかりではやく仲良くなりたい!

近くに駆け寄りたくてうずうずしてると…

「じゃまになるから近くに行くなよ?」

ラルにバレてた。

( ˘•(оо)•˘ )ブーブー

「ブタになってもダメw
折角の可愛い顔が台無しだぞ?」

「可愛くないもん(・ε・`)」

「はぁ……


リリーは世界一可愛い。

誰がなんと言おうと、俺はそう思ってる。

だから、可愛くないなんて言うなよ。」

「っ!?!?!?

もうっ////ラルのばかっ!!」

そんな恥ずかしい事、こんな誰が見てるかもわかんないところで言うなんてありえない!!!

私は走ってラルから逃げ出した。

あんな奴恥ずかしくて一緒にいられない!
ムリ!

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Side.桜花

召喚獣の登録を終えると、リリーが顔真っ赤のままこちらに走って来ていた。

「どうしたのリリー?顔真っ赤だよ?」

「な、なんでもないよ?あ、そうそう!
桜花の召喚獣めっちゃカッコよかった!また今度紹介してよ!」

「うん。もちろん!」


「兄様、桜花はただいま戻りました。」

「うん、見とったよ。
桜花、おくたぶれさんどした(お疲れ様)。」

「兄様!ありがとうございます。」

兄様はそう言って私の頭を撫でてくれる。

私は、兄様に撫でられるのが好きだ。
この大きくて暖かい手が、私を落ち着かせてくれる。

『次は桜夜様、第1魔法陣の方へお願いします。召喚獣の登録を開始します。』

「あぁ、僕の番が来たみたいや。
行ってくるわ、桜花。」

「はい、兄様。お気を付けて。」