.







私は篠原美冬(シノハラミフユ)




中学二年生、身長は160位。





割と積極的な方で、もてないことも無い。





先輩と仲が良くて、他校との関わりも多くある






ただ、 問題児 とも言われる。






.








今日は新しい先生が来る。




正直どうでもいい、それが私の中の本音。





嫌々ながらも 式が始まって初めて見る先生





『ーーーー嘉村洋一郎です。宜しくお願いします』







ザワザワ







そうなるのもおかしくないと思う。




普通の先生はダラダラと 感動したとか 施設がいいとか




どうでもいいことばかり沢山話すのに、







この先生は 全く自分のことを話さない






私達から1歩離れていた。







少し気になったのは、誰にも言わない。







『ねー!みふゆ!あの先生どう思う?』





明るく声をかけてきたのは同じクラスの綾乃(アヤノ)





『んー。まぁイケメンだと思う』






これが率直な私の意見。本当にかっこよかった






『えーー!?!?有り得ない!あやんは無理!』





あやんの意見は聞いてないよ…と思いつつも





少し安心した。







嘉村先生は私だけのものが良かったもん。









『えー?篠原、あーゆーのタイプなん?』






言い寄ってきたのは、中心的存在の男子達







『んー。タイプというか、かっこよくない?』








『まだわかんねーじゃん?性格悪いかもよ』







『あー(笑) でも、きっと優しい人だよ』








そう。ずっとそう思ってたの。









変わらない思いは貴方の印象。







.








『優しそうだな』って思い。







.