第1章

今、私がいるクラスでは理科の実験が行われている
『ねぇ、ここってどうするの?』『ここの結果は…』皆が実験をしている最中でも、私の目線は机には向かっていない、どこを見ているかと言うと、
「ほーら、また碧江先生見てないで手伝って!」そう言ったのは、友達の菜子だった
そう、菜子の言う通り私が見てたのは理科を担当してる碧江修(みどりえしゅう)先生だ
「よりによって、何で碧江先生なのかなぁ?」
そう菜子は言うが、私から見ればなぜそういうことを言うのか、が気になった
そうこうしてる間に、理科の授業が終わってしまった
「終わったー」
「よし、先生に手伝うことがないか、聞いてくる!」
「あー、はいはい、いってらー」
ータッタッタッタッー
「先生!なんか手伝うことってありますか?」
私は、速攻で話しかけた
「あ、横沢さんいつもありがとう、悪いんだけど放課後にまた理科室に来てくれないかな?片付けるものが多すぎて…」
先生が、ニコッと笑いながら言った
ードキッー
「は、はい!わかりました!」
「じゃあ、よろしくね」