今思えば夏音さんとこんな関係になれたのは偶然の重なりがきっかけになったのかな? 俺が珍しく寝坊したあの日―。 しばらく続いた面接ラッシュが落ち着いてきて、連日マスターがお気に召す人材に巡り会えない!って毎日肩を落とす日が続いてた。 出会ったあの日は丁度最後の一人の面接日だったんだ。そして最終面接者が夏音さんで。 俺が出勤途中、ハザードランプ点けて停車したから何となく気になって覗いたら、具合悪そうに俯いてて…仮に吐いたとしたらどうしようかと思ったけど…そんなんじゃなさそうだった。