食材を持って階段を上がる途中、冴木君の部屋のドアの前に人影が居る事に気付いた。 冴木君もその存在に気付いたのか目を丸くしている。 そして握る手に力を込めて一言。 「…夏音さん…多分なつかれたね…。」 『…そんな訳―』 「―あっ!帰ってきた!」 目が合うなりバッチリ視線を私にロックオンしたままビニール袋をブンブン振り回しながら此方に走り寄ってくる派手派手な女の子―。 『りりあちゃん?!……あれ?ムニエルは…?』 「松岡さん教えて~~♪」