大皿に沢山の細切りのポテトがお目見えになった。 それらを平らげるのに必死で、ひたすらポテトと向き合ってたけど…藤枝さんはその間も美奈子さんの話や元マスターの話。 藤枝さんの武勇伝とか色んな話を聞いたけど最終的にはノロケ話になって楽しい時間だったけど…あまりにも切ない過去には変わり無い。 藤枝さんにもいつか幸せになる日が来たら良いな、と密かに小さな願いを胸に仕舞い込んだ。 「―あれ?」 鮮魚コーナーに向かっている最中、突然冴木君が足を止める。