一瞬声のトーンが落ちた気がして顔を覗き込むと明らかに幾斗の様子がおかしい。だけど目が合った瞬間、ふっと笑ってタオルを頭から被されてしまった。 「ゴメン。なんでもないよ。さてと、髪乾かし終わったら鶴折るの手伝うね♪」 『うんっ……。』 ーこの時、ほんの少しだけ心に霧がかかった気がしたー。