「騒がしくしてしまいご免なさい。…父の潔白を晴らせたので気持ちが軽くなりました。聴取の時はまた足を運びますのでご連絡お待ちしてます。」

「…承知しました。ご協力お願いします。」

「それでは失礼します。…行くよ、夏音。」

引きずられる様にして待合室まで引っ張って来られると、キョトンと私達を見詰める幾斗達。

「ど、どうしたの?さっきの…?」

「夏音の怒号が聞こえたんだけど…?」

『…ちょっと、感情が爆発しちゃっただけです…。』

「そう、そうっ!女はたまに火山と化すからね。幾斗君、ちょっと抱擁してあげて♪」

「え、あっ、はいっ…。」