彼の逞しい腕でガッチリと抱き寄せられ、胸が完全に冴木君の腕に胸が圧迫されてる。 この事態に驚いて思わず視線を上げると冴木君の真剣な表情の横顔が目に写った。 というか…まともに触ってるけど…気付いてないのかな…?私は…恥ずかしいん…だけど…! 「あらら、幾斗君♪冗談だよ、冗談♪」 「~~っ!全っ然冗談に聞こえないんだよ!」 そして二人の会話に耳を傾けつつ考えてみる。 でも…こんな風に抱き締められて嬉しいし、 冴木君も私の事をこれだけ好きで、大事に思ってくれてるって事だよね?