「藤枝君から聞いてるよ。大変だったね、早速見せてもらっても良いかな?」 『はい、お願いします。』 「ありがとう。」 映像が始まるとパッと実家の映像が画面に映し出される。 「こちらは松岡さんのご自宅ですか?」 若い警察官の人が確認をとってきた。 「『はい、自宅です。』」 この時から手に汗をかいていてギュッと拳に力を込めていた。 映像を見ていて懐かしい道や景色が通り過ぎて行き、のどかな光景が広がっている。