潔白を晴らすにはドライブレコーダーを見付けないと話にならなそう。 一通り聞き、まとめ終えると小さく息を吐いて予想しなかった言葉を口に出した。 「…信号無視っていうのが気になるんで…俺、現場に行ってきますね。」 その言葉を聞いてポカンと口を開ける私達。 「「幾斗君?!」」 『見に行くって…今から?!』 「行ったとしても…どうするの?」 お母さんは不安げな表情で幾斗を見上げる。 一方幾斗は涼しい顔で当然のように口を開いた。