「分かった。でもね、一つお願いがある。」 『な、にっ…?』 なんだろうっ、呼吸が…浅くなってきた……。何なの…? この恐怖感、息苦しさ、不安感……目の前が揺れる─。 「夏音1人じゃなくて、誰かと…冷静な人と来なさい。良い?絶対に1人では来ちゃダメだからねっ!?」 『っ…っく……っ…うんっ…!っ…分かっ…た…!』 「夏音っ、深呼吸して。大きく息吸って…ふぅ~って。」 『……。…うん…。』