『私はこのまま帰ります。家の事一段落したらお店行きますから。また後で合流しますね。』 「そう、了解。じゃあ、また。」 『はいっ。』 楓さんと別れて荷物を抱えてアパートに帰宅すると同時にLINEの通知音がバッグから聴こえてきた。 ─ピロリンッ♪ 幾斗かな? 電気を点けながらスマホの画面を確認すると、お姉ちゃんからだった。 『お姉ちゃん??』