「彼女が浮気してた事を激白された時の思い出が甦ってきてる!!夏音ちゃんに嫉妬してるわ、俺!」 「なんでだよ!…まぁ、嫉妬は解るけど…。」 目を潤ませている藤枝さんをよそに、呆れ顔の幾斗がどことなく楓さんに見えて。 一方で幾斗は複雑そうな表情をしていた。 「…家族と向き合う、か。」 寝る間際、私が寝付く前の瞬間にボソッと呟いていた事も私は聞き逃さなかった。家族と向き合う事と闘うのは私も同じ。 『(次は私の番なのかな…)』 そう決意を固めながら眠りに就いた。