『わっ…!』 「…何その顔~…幾斗だと思ったの?」 『あ、当たり前じゃないですかっ!みっ水なら自分で!!…っ…んっ─!?』 短い小さな叫びを上げてしまったのは紛れもなく楓さんの予想外の行動のせい。 唇に当たる温かくて柔らかい感触、ほんのり香る甘い香水の香りとお酒の匂い。 普段こんなに至近距離で見る事の無い彼の長い睫毛と鼻筋─。 今起きてる状況が飲み込めずパチクリ。 思わず手に持っていたスポンジを床に落としてしまった。