そう言って目の前に突き出されたお皿に盛り付けられているスクランブルエッグを見て思わず笑みが溢れる。
だってケチャップで二人の名前が書いてあるし、おまけに名前と名前の間に、
【ハート】なんて書いてくれてるんだもん♪
ふふっ♪
私も何か書きたかったなぁ…なんか食べるの勿体無い…。…となれば!
『あの…写真撮っても良い?』
「勿論!…ていうか俺も同じ事思った…♪やば…超嬉しい…♪夏~音~♪」
ぎゅう~~!
『ちょっ…!は、恥ずかしいよ…!』
恥ずかしいって言いながら、幾斗の腕の中で幸せだな♪って心の底から思えている私が居る。


