「そ。苦しくなって…生きてるの疲れちゃうから。自分の為に生きて、自分で自分の意思で動かないと楽しくも何ともなくなっちゃうから。」
涼しい顔してサラサラと出てくる言葉は説得力ある言葉だけど…頭と心が着いていかない。
…真面目な楓さんをあまり見た事が無いから余計にそう思うのかもしれないけど…。
『な…なんか凄くありがたいけど…ちょっとオーバーな気がします…!』
「そう?…年上だから一応アドバイスしてあげたんだけど。余計な言葉だったかな?」
『そんなんじゃありません!…でもちょっと意外でした。楓さんがアドバイスくれるなんて思ってなかったから…。』


